名物に旨いものあり
じゃじゃ麺
Content
じゃじゃ麺(かき混ぜる前)
全国名物岩手 / クチコミ
岩手県盛岡市

中身:うどん、ネギ、キュウリ、肉味噌、おろししょうが、紅しょうが

じゃじゃ麺

(岩手)

 盛岡三大麺(冷麺,わんこそば,じゃじゃ麺)の中では、今や全国区になった「盛岡冷麺」や「わんこそば」が有名であるが、盛岡ではこの「じゃじゃ麺」もすたることなく人気があるんだとか。そのじゃじゃ麺、最近では盛岡以外(仙台や東京など)でも食べられるようになって来ているという。

 じゃじゃ麺は老舗の白龍(パイロン)が、なんといっても旨いらしいが、なかなか盛岡までは行かれない。なので、近場のお店にて。


 出てきた「じゃじゃ麺」は、きゅうり、ネギ、紅生姜、辛肉みそがのっていて、酢、ごま入りラー油、おろしニンニクを適当に入れて、おもいっきりかき混ぜて食べるのである。なんというか、ぶっかけ醤油うどんの醤油をやめて、エスニック系か東南アジア系の辛肉みそにしたような具合いの、強力なうどん的じゃじゃ麺なのである。いや、この麺はどう食べても「うどん」なのだが。でも腰の強い、旨いうどんであるなー。

 食後、残った具に卵をとき、麺のゆで汁と肉味噌をお店の人に足し入れてもらうと、チータンタンの出来上がり。見た目は玉子スープといった様子だが、これも普段は口にしない、不思議な味であった。

メモ)
 じゃじゃ麺は、最初からおいしいと言う人はいないそうで、だいたい3回めぐらい(自分の味ができあがった頃)からおいしいと思い始め、あとは誰もがハマって行くものよ~、と誰かが言っていた。
 ちなみに、中華料理の「ジャージャー麺」は中華麺で、こちらは〝うどん系〟の麺なのよ。

追記)
 ニュースを見ていたら「うどん天下一決定戦2017」にパイロンが出ていて、驚き。え? うどんの仲間で良かったの? という感じ。

追記2)
 白龍の常連さんが語っているのをテレビで見たら、味は自分で作るそうで、そこら中にある調味料を遠慮なくぶっかけて、インパクトの味に仕上げるのだそう。ラー油とか酢とか辛み成分とか。今回、自分が食べた「じゃじゃ麺」が淡白だったのは、薬味が足りなかったのだな~と。

 なので、標準レシピを提供して、そこから差し引きするぐらいにしないと、わたくしのようにピンとこない料理になってしまうのだとね。
©名物に旨いものあり0405 , 24rw , Update:2024/09/17