三色最中

（宮城）

　宮城県では有名なＣＭ「一つ食べても、美味しさ3つ。コトブキ、コトブキ、コトブキの～、さ～ん、しょ～く、も～な～か♪」なのだが、最近あまり聞かなくなったとの声が。自分は子供の頃から三色最中が好きで食べていたので、時々無性に食べたくなる。そして食べると、自然にこの歌が頭の中によみがえってきて。歌とは恐ろしいものである。

　仙台市内では、この「三色最中」より、何故か「白松がモナカ」の方が多く売られている。「白松がモナカ」は仙台市のメーカーで「三色最中」は隣の名取市のメーカーだから仕方ないのだな～、きっと。いや、企業規模も違うようにも。

　三色最中は１個の最中に、あずき、白あずき（大手亡）、ゴマの三種類のあんが入ったもの。最中の皮に３分割した感じの溝が入っているので、その溝にそって一箇所ずつ食べると、それぞれの風味が楽しめる。あ、上の皮を取って中身を見たくなるのが人の性さが。

　実際に食べてみると、最中はアンコが命だけあって、どのアンコも練りに練った高級な味わいで、こりゃ旨い。一個で３つの風味を楽しめるなんて、最高の最中ではないか。わたしゃ、この白あん（白小豆）が一番好きだな～。あ～、甘いからやっぱり、お茶も進むな～。

　もともと大きな商店ではないので、お土産の季節になると売り切れになったりして、結構ツライ。