名物に旨いものあり
わかさいも
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わかさいも
全国名物道南 / クチコミ
㈱わかさいも本舗
北海道虻田郡洞爺湖町洞爺湖温泉144

名称:生菓子

:大福豆、手亡豆、上白糖、小麦粉、鶏卵、減塩醤油(大豆、小麦、食塩)、金糸昆布

わかさいも

(北海道)

 え、わかさいも? なんじゃそりゃ~、と思っても無理はない。で、それは洞爺湖とうやこの名物。筆者は何度か洞爺湖に行っているので、なんとなく見知っては いたような。

 で、その「わかさいも」は個性的な味がするのではないか と思わせる名前であるが、実際のところ、本当に特別な物が入っていた。それが、お菓子なのに昆布そのものが入っているらしく。それは芋の筋を表現するために入れたそうであるが、はたしてイカに。イカじゃない昆布じゃ。

 ちなみに「わかさいも」は最初「やきいも」の名前で売られていたが、他の店に真似されないように、店主の名前をとって「わかさいも」にしたという。「わかさ」と言われると、若狭国わかさのくに(福井県南部)を連想してしまうんだよね、じっさい。


 さて、箱を開けてみれば、ふむ、やはり最初に名付けた通り、サツマイモを模して作ったのが分かる姿だね~。で、匂いをかいでみると、芋のような、イカのような、複雑な香りがした。して、一口かじってみたら、透明で少し噛み応えのある筋(昆布か)があるのが分かり、全体は芋のようなしっとりとした感じの、芋は使ってないけど芋風味のお菓子なのである。

 考えるに、旨いような、そうでないような。うーん、よくぞこんなお菓子を作ったものだ。現在では考えられない発想だと思うね~。
©名物に旨いものあり0406 , 24rw , Update:2024/09/17