焼きまんじゅう

（群馬）

　上州名物、かかぁ天下と空っ風。もう一つおまけに赤城山。それから車の保有率が高し、ゆえに車にうるさい人が多い。そして、群馬の名物を思い浮かべると、食べ物はなかなか出てこないかな～。以前、少し住んでいたんだけど～。‥まあそれでも、その後いろいろ分かってきて、名物のレポは増えているのだよ。

　それで、名物を探しまわった結果、見つかったのが、この焼きまんじゅう。伊勢崎が本場で、ちゃんと「焼きまんじゅう祭り」までやっているらしい。

　な、なんだこの饅頭は。見ると、あんこの無い葬式饅頭（例えが悪くてスマン）を焼いて、甘い味噌ダレをつけた感じなのであるぞ。で、食べてみれば、ふわふわしていて香ばしい。なんちゅうか、意表をつくな～、このまんじゅう。よくぞ、こんなものを生み出したものだ。どうして、あんこじゃなくて、こっちへ来たのだ？

　でも、お祭りなどで屋台で焼いて売っていると、香ばしい匂いがして、つい誘われてしまいそうな、そんな「まんじゅう」であるね～。でも「まんじゅう」という名前が、どうもしっくりこない。じっと見ていると餅にも見えてくるような。いや、本当は餅になりたかったのではなかろうか。いや、米じゃなくて小麦の産地だし～。「麦の国・ぐんま」とか謳うたっているし～。

　んー、うまいような、そうでもないような、でもついつい食べてしまうのだな～。おそらく、ソウルフードの部類じゃないかな～。