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阿闍梨餅 (京都)
京都の名物に阿闍梨餅(あじゃりもち)がある、と親切なメールを頂いた。けったいな名前だが、妙に違和感が無い。関係ないのかも知れないが、女子プロレスの「アジャコング」を知っていたせいだろうか。それとも何処かで聞いていたのだろうか、昔から知っていたかのように親近感を覚えたのだった。
ちなみに、阿闍梨という言葉は、天台宗や真言宗で高僧を意味するようである。
和紙にも似せて作られ、また頑丈に密封された袋から、阿闍梨餅を取り出してみると、その丸いお菓子はしっとりした生地で、どらやきのような香りがしてきた。切ってみると、薄皮の中にギッシリと小豆あんが詰まっているぞよ。食べてみると、どらやき系の皮だと思っていたものが、餅のように粘りがあり、ありゃ、こりゃやっぱり、名前の通りの餅なのだな~。基本的に(長野等の)おやきに近いものであるが、反してカステラやドラヤキの風味があり「あじゃら~」と首をかしげて唸りたくなるような、不思議な餅なのであった。
見た目は少し素朴な感じではあるが、味は洗練された和菓子に近い餅だと言っておこう。日がたったらオーブンで焼くと、美味しくなると思われるね~。
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メモ)
最近はセブンイレブンが出している類似品が話題になっているらしく(2017年)、それらはジェネリックと呼ばれて受け入れられているそうな。そのひとつ、この阿闍梨餅のジェネリックが「小豆もちり」なんだと。ふ~ん。 |
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