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豆腐よう (沖縄)
「豆腐よう」は、食べたことの無い人がほとんどであろう。でも、聞いたことはある、そんな食品ではないかなー。豆腐ようは、琉球王朝に伝わる珍味で、島豆腐(*1)を泡盛と麹で発酵させた食品。酒のサカナにそのまま少しずつ食べてもよいし、料理に使ってもよいのだと。でも(豆が腐ったと書く)豆腐を原料に更に発行させた珍味だと聞くと、なかなか手が出ないのが人情だろうね。
なので、私めが(勝手に代表して)挑戦へ。一応、モンドセレクション2007年最高金賞を受賞したという豆腐ようがあったので(信じて)気軽にチャレンジ。
*1)島豆腐:沖縄の豆腐。本土の豆腐は煮てから絞るが、沖縄では絞ってから煮る。密度が濃く重量感があるそうだ。
フタを開け、匂いをかいでみた。うん? 軽くアルコール系の匂いがする。更にクンクンかいでみると、む、むせた。あまり、かがない方がよいみたい。つまようじで少し削り、おっかなびっくり食べてみたら、うぉ! 酒粕のような感じだなー。食感は、生チョコのようなネットリ感。うん、だんだんに泡盛の香りもしてきた。でも、調子に乗るのは禁物さぁ。
どの辺を楽しめばよいのか、初心者には分からないもの。豆腐ようが好きな人と一緒に(解説を聞きながら)食べた方がよいのかも知れないね。うーん、保留‥。
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メモ)
豆腐ようは、発酵させようとする麹菌と、発酵(腐敗)を抑えようとするアルコールとの戦いによりバランスが保たれ、調度よい美味しい豆腐ようが出来上がる。バランスが崩れると、まずい豆腐ようができあがり、人々から敬遠される存在となるのである。やがてそれは伝説へ。 |
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